お子さんの英語力は、周りと比べてどのくらいの位置にあるのか、気になりませんか。
検索しても公式の数字にたどり着けず、迷っている人は多いはずです。
- 高校生の準1級保有率の公式な数字
- お子さんの英語力の位置づけ
- 準1級に挑戦する時期の見きわめ

うちの子の英語力が、周りと比べてどのくらいなのか知りたいです。

気になりますよね。
まずは国の調査の数字で、全体の位置を確かめましょう。
結論から言います。
文部科学省の調査では、公立高校の3年生のうち、準1級相当(CEFR B2)を取得している生徒は2.4%です。
この記事では、公式の数字をもとに、学科別の差や数字の読み方まで解説します。
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準1級の高校生保有率は2.4%

文部科学省の令和7年度の調査では、公立高校の3年生592,391人のうち、14,232人が準1級相当のB2を取得していました。
割合にすると2.4%で、公立高校3年生のおよそ42人に1人が、準1級相当の英語力を外部試験の結果で示している計算になります。
英検準1級の高校生保有率として、確認できた中でいちばん近い公式の数字が、令和8年2月1日時点のこの2.4%です。
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文科省の調査が示す公立高3の割合
文科省の「英語教育実施状況調査」は、高校3年生のCEFR別の取得人数を、年度ごとに集計しています。
令和7年度の結果は、令和8年2月1日時点の数字です。
| 区分 | 人数 | 割合 |
| 第3学年の生徒数 | 592,391人 | 100% |
| 外部試験を受けたことがある生徒 | 281,435人 | 47.5% |
| 準1級相当(B2)を取得している生徒 | 14,232人 | 2.4% |
出典は、文部科学省の令和7年度「英語教育実施状況調査」の集計結果です。
592,391人中14,232人という人数
14,232人は、公立高校の3年生のうち、B2相当の外部試験の結果を学校が把握している生徒の数です。
調査の対象になった高校は3,230校なので、1校あたりの平均は約4人になります。
3年生が約180人の学校なら、準1級相当の生徒は平均で4人ほどという計算です。

およそ42人に1人という計算
14,232人を592,391人で割ると約2.4%で、およそ42人に1人の割合です。
40人学級なら、準1級相当の生徒は平均で1人ほどという計算になります。
外部試験を受けたことがある281,435人に絞ると、約5.1%で、およそ20人に1人です。

準2級・2級相当と比べた保有率

準1級の2.4%が多いのか少ないのかは、2つ下の級である準2級や2級の数字と並べて見ると、はっきりとわかります。
ここでは先生の判断を含めず、外部試験で資格を取得した生徒だけに数字をそろえて、準2級相当以上から準1級相当以上までを比べます。
級ごとの取得率は準2級相当以上が32.5%、2級相当以上が17.2%、準1級相当以上が2.7%です。

準2級相当以上の取得は32.5%
A2(準2級相当)以上を取得している生徒は192,686人で、第3学年の32.5%です。
英検協会の資料ではA2が準2級相当、B1が2級相当、B2が準1級相当とされています。
3人に1人が、準2級相当以上の力を試験で示している計算です。

2級相当以上の取得は17.2%
B1(2級相当)以上を取得している生徒は102,026人で、17.2%です。
2級は、英検協会の各級の目安で、高校卒業程度とされています。
およそ6人に1人が、2級相当以上の力を試験で示している計算です。

準1級相当以上は2.7%まで低下
B2・C1・C2を合わせた準1級相当以上の生徒は15,843人で、2.7%です。
| 目安 | CEFR | 取得した生徒数 | 割合 |
| 準2級相当以上 | A2以上 | 192,686人 | 32.5% |
| 2級相当以上 | B1以上 | 102,026人 | 17.2% |
| 準1級相当以上 | B2以上 | 15,843人 | 2.7% |
| (うち)準1級相当のみ | B2 | 14,232人 | 2.4% |
2級相当以上から準1級相当以上へは、17.2%から2.7%へと約6分の1に下がります。
つまり、2級から準1級への差は、数字の上でも大きいということです。
先生の判断を含む52.4%と23.9%の違い
国が示す52.4%と23.9%は、先生が相当の英語力があると判断した生徒も含む数字です。
| 数え方 | A2以上 | B1以上 |
| 資格を取得した生徒だけ | 32.5% | 17.2% |
| 先生の判断を含む | 52.4% | 23.9% |
判断は、学校のテストの結果などをもとに、英語担当の先生が行います。
B2は先生の判断を含む区分がないため、52.4%や23.9%と直接は比べられません。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】保有率の数字を読む3つの注意

2.4%は英検準1級の保有率に近い目安になる数字ですが、そのまま保有率と言い切れない点がいくつかあります。

なぜなら、調査の対象や数え方には決まりがあり、私立の生徒や学校が把握していない結果は含まれていないからです。
次の3つの注意点を知っておけば、ニュースやほかの記事に出てくる数字も、同じ視点で正しく読めるようになります。
対象は公立高校の全日制の3年生
調査の対象は公立の高等学校などで、私立や国立の高校の生徒は入っていません。

次の生徒は、2.4%の数字に入っていません。
- 私立高校の生徒
- 国立高校の生徒
- 定時制・通信制の生徒
基準日は令和7年度が令和8年2月1日で、令和6年度までは各年の12月1日でした。
学校が把握した受験結果だけの数字
調査票に答えるのは学校なので、学校が把握していない受験結果は、数字に入らないかもしれません。
文部科学省の調査は、学校が人数を数えて回答する形式です。

そのため、2.4%は「学校が確認できた人数をもとにした割合」と考えるのが安全です。
英検以外の試験も含む数字
B2相当の取得には、英検以外の外部試験の結果も入っています。
文部科学省は、各試験団体のサイトを参考に、結果がCEFRのどの段階に当たるかを判断するよう学校に求めています。

つまり、2.4%は英検準1級の合格者だけの割合ではありません。

数字は、対象と数え方を先に確かめてから読むのがおすすめです。
この記事の2.4%も、その前提で見てください。
英検協会の換算では、準1級に合格すると合計が2,304点以上になり、B2に入ります。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】学科別にみる準1級相当の保有率

同じ公立高校の3年生でも、学科によって準1級相当の保有率は、2.4%という全体の数字から大きく変わります。
文科省の集計表では、普通科・英語や国際関係の学科・専門や総合の学科の3区分で、各学科の3年生の人数と取得人数が公表されています。

保有率は普通科が3.0%、英語や国際関係の学科が10.0%、専門学科と総合学科が0.7%です。
普通科は3.0%でおよそ33人に1人
普通科の3年生392,095人のうち、準1級相当を取得している生徒は11,796人で、3.0%です。
| 学科 | 3年生の人数 | 準1級相当(B2)の取得 | 割合 |
| 普通科 | 392,095人 | 11,796人 | 3.0% |
| 英語教育を主とする学科・国際関係の学科 | 10,317人 | 1,032人 | 10.0% |
| その他の専門学科・総合学科 | 189,979人 | 1,404人 | 0.7% |
| 全学科 | 592,391人 | 14,232人 | 2.4% |
全体の2.4%より少し高く、およそ33人に1人の割合です。
英語・国際関係の学科は10.0%
英語教育を主とする学科と国際関係の学科では、10,317人のうち1,032人が取得し、10.0%です。
10人に1人の割合で、全体の2.4%の約4倍にあたります。

ただし、この区分の3年生は10,317人で、全体の約1.7%の規模です。
専門学科・総合学科は0.7%
専門学科と総合学科では、189,979人のうち1,404人が取得し、0.7%です。
およそ135人に1人で、全体の2.4%を大きく下回ります。

学科ごとに学ぶ内容や目標が違うことが、差の背景にあるかもしれません。
保有者の約83%を普通科が占める
準1級相当を取得している14,232人のうち、普通科の生徒は11,796人で、約83%を占めます。
割合は英語や国際関係の学科が高くても、人数では普通科が圧倒的に多くなります。

つまり、準1級相当を持つ高校生の大半は、普通科の生徒ということです。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】英検準1級のレベルと合格基準

英検準1級は、英検協会が大学中級程度と位置づけている級で、一次試験と二次試験の両方に合格して認定されます。
どちらの試験にも合格基準スコアが決まっていて、その数字を知ると、2.4%がどのレベルの割合なのかがつかめます。

2.4%がどれほどの英語力に当たるのかを、英検協会の公式の基準で一つずつ確かめていきましょう。
協会が示す準1級の目安
英検協会の各級の目安では、準1級は大学中級程度のレベルとされています。
合格の目安は、社会的な話題について複雑な文章を理解し、自分の考えを根拠とともに詳しく伝えられる力です。
- 準2級:高校中級程度
- 2級:高校卒業程度
- 準1級:大学中級程度
- 1級:大学上級程度
各級のレベル感は、英検は何級からすごいかを解説した記事でも紹介しています。
合格基準スコアは一次1,792点と二次512点
準1級の合格基準スコアは、一次試験が1,792点、二次試験が512点です。
合否は、正答数から出したスコアが、合格基準スコアに達したかで決まります。
| 試験 | 測る技能 | 合格基準スコア | 試験時間 |
| 一次試験 | リーディング・ライティング・リスニング | 1,792点 | リーディング・ライティング90分、リスニング約30分 |
| 二次試験 | スピーキング(面接形式) | 512点 | 約8分 |
各級の合格基準スコアは変動しないと、英検協会は説明しています。
CEFRではB2に当たる
準1級に合格すると、4技能の合計スコアが2,304点以上になり、CEFRのB2に当たります。
英検協会の換算では、B2は4技能総合スコアが2,300以上のレベルです。
- 一次試験の合格基準:1,792点
- 二次試験の合格基準:512点
- 合計:2,304点でB2に到達
つまり、準1級に合格した人は、文科省の調査でB2として数えられる計算ということです。
受験料と申込方法の基本
2026年度の準1級の検定料は、個人申込の本会場で10,400円(税込)です。
従来型の準1級は、本会場のみで実施され、年3回の受験機会があります。
- インターネット申込
- コンビニ申込
英検S-CBTでも準1級を受験でき、原則として毎週土日に実施されています。
2026年10月時点の情報なので、最新の日程や検定料は公式サイトで確認してみてください。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】国の目標と準1級の位置づけ

国は高校卒業段階の英語力の目標を、準1級ではなく準2級相当と2級相当に置いていて、その達成度を英語教育実施状況調査で調べています。

そのため、準1級相当の2.4%は、国が目標にする準2級相当や2級相当より一段上のレベルの割合です。
お子さんの英語力を見るときは、まず国の目標との距離から確かめるのがおすすめです。
国の目標は準2級相当6割・2級相当3割
国の目標は、高校卒業段階でA2以上が6割以上、B1以上が3割以上です。

第4期教育振興基本計画(令和5〜9年度)の目標で、A2は準2級相当、B1は2級相当にあたります。
| レベル | 英検の目安 | 国の目標 | 令和7年度の結果(先生の判断を含む) |
| A2以上 | 準2級相当 | 6割以上 | 52.4% |
| B1以上 | 2級相当 | 3割以上 | 23.9% |
令和6年度は、A2以上が51.6%、B1以上が21.2%でした。
準1級相当は目標より上のレベル
準1級に当たるB2は、国の目標に入っていない、一段上のレベルです。
2級相当以上を取得した102,026人のうち、準1級相当以上は15,843人で、約16%を占めます。

つまり、2級相当に届いた生徒でも、準1級相当まで届くのはおよそ6人に1人ということです。
大学入試での使われ方は大学ごとに違う
英検協会は、英検の結果が多くの高校・大学の入学試験や単位認定で活用されていると説明しています。
協会の公式サイトには、英検・TEAP・IELTSの入試活用校を調べられる検索ページがあります。

優遇の内容は学校ごとに決められているので、志望校の募集要項で確かめてください。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】よくある質問(FAQ)
ここでは英検準1級の高校生保有率について、保護者の方が気になりやすい6つの疑問に、公式の数字をもとに答えます。
数字には出典と対象をあわせて書いているので、記事の内容を見直したいときや、ほかの人に説明したいときにも便利です。

気になる質問だけを先に読んでも、答えがわかるように、1つの質問ごとに結論から書いています。
Q. 英検準1級を持つ高校生は何人いますか?
令和7年度の調査では、公立高校の3年生で14,232人です。
これは準1級相当のB2を取得した人数で、英検以外の試験の結果も含みます。

私立や国立の高校の生徒と、1年生・2年生は、この人数に入っていません。
Q. 英検準1級の合格率は公表されていますか?
協会の資料で確認できた準1級の高校生の合格率は、2016年度のものです。
2016年度の第1回の一次試験では、高校生の準1級の合格率が18.0%でした。

10年前の1回分なので今の目安にはならず、最新の級別の合格率は公式サイトで見つかりませんでした。
Q. 私立高校や定時制の数字も含まれていますか?
私立や国立の高校と、定時制・通信制の生徒は、含まれていません。
調査の対象は、公立の高等学校などの全日制の課程に限られます。

特別支援学校高等部は別に調査され、集計表では高校と合わせた数字も公表されています。
Q. 英検以外の試験でもB2に数えられますか?
はい、外部試験の結果がCEFRのB2に当たれば、数えられます。
文部科学省は、各試験団体のサイトを参考に判断するよう、学校に求めています。

そのため、2.4%は英検準1級の合格者だけの割合ではありません。
Q. 準1級は高校生のうちに必要ですか?
準1級は必須ではありませんが、挑戦する高校生は増えています。
協会の資料では、高校生の準1級受験者が2024年度に198,863人で、10年前の約8倍です。

ただし受験者の数は保有者の数とは別なので、必要かどうかは志望校の募集要項と目標で決めましょう。
Q. 最新の数字はどこで確認できますか?
文部科学省のサイトで、英語教育実施状況調査の結果が年度ごとに公表されています。
この記事の数字は、令和7年度の集計結果が元です。

新しい年度が出たら、第3学年の生徒数とB2の取得人数を確認すると、同じ計算ができます。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】まとめ:保有率は約2.4%

英検準1級の高校生保有率は、公立高校の3年生で約2.4%というのが、公式の調査から見た目安です。
100人の3年生がいれば、準1級相当を持つ生徒はおよそ2人という計算になります。
- 準1級相当(B2)の取得は公立高3の2.4%
- 準2級相当以上は32.5%、2級相当以上は17.2%
- 学科別では英語・国際関係の学科が10.0%
- 数字は公立校のみ・学校が把握した結果・英検以外も含む

数字の低さに焦らなくて大丈夫です。
国の目標は2級相当までなので、まずはお子さんの今の級の次の一歩を考えましょう。
文部科学省の調査ページで、元の集計表を見てみてください。
あなたとお子さんの挑戦を、心から応援しています!
