【要約&書評】ファンベース-支持され、愛され、長く売れ続ける方法

要約&書評
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売上が伸びない、安定しない、落ちてきたってことありませんか?

佐藤尚之さんが書かれた「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるためにを読むと簡単に解決できます。

ファンベースとは、ファンをベースにして中長期的に売上を上げていく考え方だからです。

いったい世の中に、自分たちが愛している商品の価値を支持してくれる「ファン」を喜ばすことほど、楽しい仕事が他にあるだろうか。

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるためにより引用

そこで今回は佐藤尚之さんが書かれた「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために」を紹介したいと思います。

ファンは売上の大半を支え、伸ばしてくれる

企業は新規顧客に知ってもらい、一回買ってもらおうと競争他社としのぎを削るわけですが、すでにファンになっている人たちが、実は売上の大半を占めています。

ファンは売上を支える中軸であり、企業はファンを大切にして「ファンで居続けてもらいこと」が、収益の安定に繋がります。

営業的には全顧客の上位20%が売上の80%を占めているからです。

正確には「20:80」ではありませんが、少数の顧客が売上の大半を占めていることは、ほとんどの商品に当てはまります。

カゴメの商品、カゴメトマトジュースは上位2.5%のコアファンが全売上の30~40%を占めているとわかったそうです。

ファンは売上を支える中軸です。

今は、ブログの新しい読者を増やそうと躍起になっていますが、既存の読者を大事にすることに気づきました。

今後は既存の読者に『喜んでもらえる記事を書いていこう』と思いました。

そうすれば、読者の悩みを解決できそうです。

FAR
FAR

文章力もつけて、読みやすい記事を書ます。

漱石
漱石

書き方の本を読んで、勉強します。

ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する

ファンを喜ばせる企画をするとき一番大切なことは、傾聴したファンの言葉をスタートにすることです。

特に広告やマーケティングに関わる人たちは「新規顧客に到達する」という考えから抜けられない人が多いので、意識しないで「新規顧客を喜ばすこと」を優先してしまうからです。

クルマメーカーのマツダはロードスターの新車発表会をファン・ミーティングで行いました。

普通、新車発表会はメディアに向けて最も優先されますが、ファンに向けて一番に知らせました。

企業はビジネスのやり方をひっくり返す必要がある。ファンである既存のお客さんを優遇し、情報を最初に知らせるべきだ。自社に対して時間をお金を費やしてくれている人に、「あなたは大切な方です」と知らせよう。

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるためにより引用

定期ライヴで、アイドルのマシュマロ3d+はメンバーの昇格やマシュマロネーム(芸名)といった重大発表を行います。

一番最初にファンに向けて情報提供をして、共感を強くします。

また、定期的にアンケートを取り、ライヴの企画に反映させてファンを喜ばせます。

FAR
FAR

マニアックな衣装で、ファンを喜ばせます。

1月は巫女さんの衣装でライヴをしました。

「身内」として扱い、共に価値を上げていく

最初に「身内」という関係性設定をすることが大事です。

「身内として何か役に立ちたい」と思ってもらうことがコアファンを逆に喜ばせるからです。

AKB48運営側はファンを完ぺきに「身内」扱いしています。

コアファンたちはAKB48や自分の「推し(イチ推しメンバー)」の身内的存在になっています。

共に「価値」を上げていくことを喜び、いろいろな活動を自主的に行います。

ブームが去っても、コアファンを大切にするファンベース施策を行い続ける限り、コアファンからの支持はなかなか落ちないです。

アイドルのマシュマロ3d+はファンのことを「ファミリー」と呼称します。

ライヴ後に、会場でコアファンは、椅子の片づけなどを喜んで行います。

「仲間として共に何かしたい」と思っています。

FAR
FAR

ファン同士の交流もあって楽しいです。

仲間感があります。

漱石
漱石

交流をしたくない人は交流をしないで、ライヴを楽しめばいいと思います。

まとめ:ファンベース-支持され、愛され、長く売れ続ける方法

今回は1961年東京都生まれ、『明日の広告』、『明日のコミュニケーション』『明日のプランニング』などを書かれた佐藤尚之さんの「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために」を紹介しました。

  • すでにファンになっている人たちが、実は売上の大半を占めています。
  • ファンを喜ばせる企画をするとき一番大切なことは、傾聴したファンの言葉をスタートにすることです。
  • 最初に「身内」という関係性設定をすることが大事です。

ファンベースはなにかとキレイゴトの理想論と捉えられがちだが、実際、商品の価値を支持してくれ、愛用してくれているファンの笑顔を作ることほど、うれしく、誇らしく、やり甲斐のある仕事は他にはないのではないだろうか。ファンベース施策の実行は実は「喜び」に満ちているのである。

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるためにより引用

今回ご紹介した佐藤尚之さんが書かれた「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために」に興味がある方は是非、手に取って見て下さい。

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