経理の仕事を定時で終わらせたいと考えて、いざ本で経理の仕事を調べようとしても、本がたくさんありすぎて迷ってしまいますよね?
経理の仕事を定時で終わらせたいなら、「スピード経理で会社が儲かる」という本がおすすめです。
著者の前田康二郎さんは1973年生まれ。著書に『スーパー経理部長が実践する50の習慣』『職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち』『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』などがあります。
「スピード経理で会社が儲かる」を読んで「とりあえずやってみる」とスピード経理が実現し、定時で帰れるようになります。
そこで今回は「スピード経理で会社が儲かる」を紹介します。
経理が自動化できない2つの理由とは?
経理が自動化できない理由の一つ目は「例外処理」です。
A社は契約書があるから、請求書を発行しないという例外があるだけで、請求書がある前提の自動化処理では対応できないです。
経理が自動化できない理由の二つ目は「不正への対応」です。
完全自動化されたら、私用の飲み会の領収書が混ざってもそのまま計上されます。
その領収書が本当に正しいのか。私用、水増しされたものかどうかは、人間でしか判断できないです。
人工知能でも疑いがあることはわかるでしょうが、その先は人間が最終確認をする必要があります。
表計算ソフトやソフトウェアで対応できる作業を自動化させ、浮いた時間はチェック作業に使うことです。
例外処理がなければ自動化からスピードアップにつながります。
予算作成の費用収益で特殊な増加減少要因がある場合は、手作業で調整をしたほうがいいですが、そうでない場合は自動化した方が早く仕事ができます。
予算作成を表計算ソフトで作っているなら、考えることなく作業がはかどります。
予算はあくまで予算と割り切るのも大切です。
予算よりも実績を重視します。
“普通の経理”と”できる経理”はここが違う!
閑散期、繁忙期のある会社であれば、請求書や支払いの処理は増減します。
繁忙期は、月次決算が遅れるイメージが経営者にはありますが、いい意味で裏切るのがポイントです。
繁忙期の月次決算が通常より3日遅れで締まるのは「普通の経理」です。
月次決算の締め日が毎回翌月8営業日の場合は、必ずその日の夕方に遅れることなく締め続けることで経営者も「うちの経理は優秀だ」となるからです。
「今までと違うやり方はないか」
「前もって現場の部署に直接状況を聞きにいくことで事前に対応できるのではないか」
「自分でしかやれないことは何か」
「数字のつき合わせなど、人に振れるものは何かないか」
スピード経理で会社が儲かるより引用
できる経理はこれらを考え、動いて環境を変えたり、違う目線を意図的に作ったりします。
そこから仕事を眺め、改善していきます。
繁忙期に気づいたことを閑散期に整理すると、次の繁忙期にスピードが速くなります。
従来通りのやり方をしてはいつまでたっても、経理のスピードは速くならないからです。
予算作業や決算作業は段取り8割、実行2割を意識しました。
個人の作業を早く終わらせるには、事前の準備は重要です。
個人の作業を早く終わらせて、チームの作業に目を向けます。
チームのスピードを上げることが大切です。
仕事が速い人は「これ」を暗記している
優先して暗記するべきものは「よく使うもの」です。
会計ソフトに登録されている勘定科目コードや取引先コードを、1回1回検索しながらやっていっては時間がかかるからです。
旅費交通費は使用頻度が高いので、覚えようとしなくても自然と手が勝手にコードを入力するくらいにはなります。
毎日入力している数字、データはありませんか?
スピード経理で会社が儲かるより引用
会計ソフトの定型仕訳登録を利用した方が早い場合もあります。
一度登録をしておけば勘定科目コードを入れる必要がないからです。
仕訳を入力するときに定型仕訳登録した仕訳を呼び出して、金額や摘要を修正します。
過去の仕訳をコピーする方法もありますが、誤って過去の仕訳を上書きしてしまうので、定型仕訳登録がおすすめです。
定型仕訳登録コードを覚えるとさらに作業効率が上がります。
よく使うものを覚えればいいです。
まとめ:スピード経理で定時帰宅する効果的な方法
前田康二郎さんが書かれた「スピード経理で会社が儲かる」を紹介しました。
- 表計算ソフトやソフトウェアで対応できる作業を自動化させ、浮いた時間はチェック作業に使うこと
- できる経理は考え、動いて環境を変えたり、違う目線を意図的に作ったりします
- 優先して暗記するべきものは「よく使うもの」
まずは余分なものを「整理」し、それによってできた時間で「期日厳守」のルーティンを作ってください。
これを徹底するだけで、あなたも会社も必ず短期間で大きく変わります。
スピード経理で会社が儲かるより引用
今回ご紹介した前田康二郎さんが書かれた「スピード経理で会社が儲かる」に興味がある方は是非、手に取って見て下さい。
最後まで見てくれてありがとねzzz.
それではまた。
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